若い料理人の方の中には通勤時間を短縮するために原付バイクで通勤している人もいるでしょう。
私も以前はそうでしたし、同僚や後輩でもバイク通勤する人を何人も見てきました。
大企業の場合は、事故やトラブルのリスクを考えてバイク通勤を禁止していることも多いですが、個人飲食店の場合はむしろ推奨している感すらあります。
理由としては
- 終電を気にすることなく働かせられる
- 支払う通勤手当が安く済む
このような店側のメリットがあるからです。
料理人としても朝少しでも長く寝ていたいので、通勤時間を短縮できるバイク通勤を選んでしまいますが、バイク通勤は金銭的にデメリットが大きすぎます。具体的に見ていきましょう。
今回の話はあくまで通勤には、ということです。バイクの運転が好きだ、趣味なんだという方のプライベートでの利用に関しての話ではありませんので、あらかじめご承知おきください。
違反金リスク
- 2段階右折違反 3,000円
- スピード違反 6,000円〜
- 一時停止違反 5,000円
- 駐車禁止違反 6,000円〜
- 酒気帯び運転 10万円〜
原付バイクでよくある違反金はこのあたりでしょう。
速度制限30km/hの原付バイクはスピード違反で捕まりやすいですね。
当然違反金は自己負担です。
これらの違反金を支払うリスクを負ってまでバイク通勤するメリットがあるとは思えません。
駅前などで撤去された時にも5,000円前後の費用が必要です。
事故のリスク
保険に入っていれば、直接的な金銭面での支出は少ない、もしくは無いかもしれませんが、怪我をすれば仕事にも影響は出るでしょうし、メンタル的なダメージも考えられます。
具体的な損失額はケースバイケースですが、収入が減ってしまう可能性も充分にあります。
最近では煽り運転に巻き込まれるケースも多いでしょうから、さらにリスクは高くなっていますね。
金銭面だけ考えても、事故の加害者・被害者どちらも百害あって一利なしです。
賃貸物件にはバイク置き場が無いことが多い
これは見逃しがちなポイントだと思います。
特に都心エリアだと自転車の駐輪スペースすら無い場合も多く、バイクはなおさらです。
自転車ならば部屋の前に置くことも可能でしょうが、バイクはそうはいきません。
その結果路上に駐輪するしかなくなります。
- 盗難やイタズラのリスク
- 場所によっては駐禁(違反金)のリスク
これらによる金銭面での負担はもちろん自己負担になります。
自賠責保険&メンテナンス費用
原付バイクは自賠責保険への加入が義務付けられています。
料金は以下のようになっています。(離島以外)
- 1年間 7,070円
- 2年間 8,850円
- 3年間 11,960円
これは違反や事故と関係無く確実に必要な維持費になります。
さらにメンテナンスのために
- ブレーキ交換
- タイヤ交換
- オイル交換
このような様々なコストがかかります。
バイク通勤の方は1年間でいくら自己負担での出費があるか1度計算してみましょう。
原付バイクよりも電動アシスト自転車
繁華街に近いようなエリアに住んでいれば、長距離をバイクで移動することはほぼ無いでしょう。
ならば、電動アシスト自転車への乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか?
疲労感はほぼ無い
乗ったことがある方はご存知でしょうが、電動アシスト自転車は驚くほど楽チンです。想像以上です。
私はほぼ毎日乗っていますが、10kmほどの距離を走っても疲労感はほぼ無いです。坂道があっても関係無し。
ちなみに渋谷〜新宿で約4.5km、渋谷〜池袋で約9.5kmです。
この程度の移動距離なら全く問題無しです。
バッテリーは低コスト
その時の電気料金や車種によって変わりますが、ヤマハやパナソニックといったメーカーが公表している資料を見ると
標準モードで約50km走行できるバッテリーの1回あたりのフル充電コストは20円以下
ということがわかります。
仮に1日10km×30日だとしても、かかる電気代は1か月で120円以下で済みます。
ガソリン代とは比較にならないほどの安さです。
電動アシスト自転車本体の価格はピンキリですが、安いものは6万円台から探すこともできます。
デザインもオシャレでカッコいい
せっかくなので、タイプの違う3つの電動アシスト自転車をご紹介します。ご興味がある方はこちらから楽天市場でチェックできます。
オーソドックスで低価格
デザインがカッコいい20インチ
マウンテンバイクタイプ26インチ
ぜひ検討してみて下さい。
まとめ
好きな時に移動できて最短距離で目的地へ行ける原付バイクはとても便利ですが、デメリットも多いということをしっかりと意識すべきです。
特に通勤での利用はコストやリスクも大きく、結果としてお金がなかなか貯まりません。
通勤手当をしっかりともらい、必要に応じて自転車を利用することで経済的にも健康面でもメリットのある選択をしていきましょう。
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