飲食業界&料理人【辞めたいです】と言えないほどつらい時の退職方法

飲食業界はブラックです。長時間労働や残業代未払いが常識となってしまっているのが現状です。

それに加えて厳しい上下関係やパワハラ・セクハラまで重なったらそのストレスは想像を絶します。

実は私自身、料理人13年目に転職した職場で、面接時とはかけ離れた労働環境とパワハラにより精神的に追い込まれ、短期退職した苦い思い出があります。

そこまで追い込まれる前に誰かに相談し、解決方法が見つかれば良いですが、誰にも相談できずに苦しんでいる方もいると思います。

今回はそんな方は向けて「退職代行サービスというものがあるよ」というお話をさせていただきます。

この記事をご覧の方は、すでに精神的に追い込まれていて余裕が無い方かと思いますので、できるだけ簡潔にお伝えしていきます。

退職代行サービスとは?

あなたの代わりに退職の意思と退職日を職場に伝えてくれるサービスです。

サービスを利用すると、あなた自身はその時点から出社する必要が無くなり、会社と連絡もせずに退職できます。

「法的に問題無いのかな、、」

という不安がある方もいるかもしれません。

退職に関しては労働基準法には取り決めがなく、民法の規定を適用します。

当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。

民法第627条1項

正社員の場合は雇用期間は定められていないケースがほとんどです。

つまり、2週間前に退職の意志を伝えれば辞められるということです。

退職代行サービスというのは、退職意思を伝えた後に2週間の有給休暇を消化、もしくは2週間欠勤の後退社という扱いのため、実質即日退職となります。

つまり

「2週間後に辞めさせて頂きます。それまではお休みさせて頂きます。」

これが即日退職できるロジックです。

これを退職代行サービスがあなたに代わって職場に伝えてくれます。

就業規則などで「○ヶ月前に申告すること」とある職場でも、それはあくまでその会社内でのルールなので、守らなくても法的には問題ありません。

退職した相手に法的に何かを訴えても会社側にメリットは無いので、その心配は無用。

リスク・デメリットは?

費用がかかる

だいたい2万円〜3万円位が相場となっています。

トラブルリスク

一般企業が運営する退職代行サービスは、基本的にできることは「本人の代わりに退職の意思を伝える」というサービスです。

弁護士、労働組合以外の一般企業は未払い賃金の請求や退職日などを会社と直接交渉することはできないため、ごく稀にトラブルの原因になります。

従業員には迷惑がかかる

経営者が困ることを気にする必要は無いですが、共に働いていた従業員に迷惑がかかることは気になりますね。退職後に顔を合わせることも難しいでしょう。

しかし、自分の身は自分で守らなければ誰も守ってくれません。

つらいのならば、無理せず辞めるべきです。

実際の利用方法と流れ

退職代行サービスのお問い合わせフォームや公式LINEでの相談で現状を伝え、スケジュールを確認していく。納得すれば料金の支払い。(後払いOKの退職代行もある)

           

退職代行サービスが代わりに退職の意志を伝えてくれる。利用者本人は出社の必要なし&会社に連絡の必要もなし。進捗状況も報告してくれる。

           

退職が完了。希望すれば、退職代行サービスから会社に対して利用者に連絡しないよう伝えてくれる。

万が一連絡が来ても無視して問題無し

まとめ

  • 退職代行サービスを利用すると出社&連絡せずに退職できる
  • 未払い賃金などの直接交渉は弁護士か労働組合運営のみ可能
  • 退職代行を利用してまで辞めたい従業員を、引き止めて働かせて給料を払うメリットは会社(お店)には無い
  • トラブルリスクを少しでも下げたいなら労働組合の退職代行サービスを利用すべき
  • 「万が一会社から損害賠償を求められたら(ほぼ無いケースだが) 」という不安があるなら弁護士に相談しかし料金は高い。

当ブログでは、

後払い可能な退職代行「辞めるんです。」

低費用で確実な退職代行【退職代行ガーディアン】

この2つの退職代行サービスをご紹介します。

「辞めるんです。」は後払い可能、退職代行ガーディアンは労働組合運営です。

どちらも口コミ評判も良いサービスです。無料でのLINE相談もできます。

きっとあなたの力になってくれるはずです。

後から郵送も可能だが、借り物の返却や私物の持ち帰りは事前に済ませておくと良い。特に料理人の場合は包丁の置き忘れに注意。

限界まで我慢すると次の仕事開始までに時間がかかり、さらに不安が大きくなってしまいます。

その前に手を打ち、ゆっくりと休んで頭を切り替えましょう。

職場はいくらでもあります。生き方もいくらでもあります。

皆様のより良い料理人人生を祈っています。

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