低年収や長時間労働、キツい人間関係の悩みは料理人の永遠の課題です。
今回の記事は
料理人としてやっていく気持ちに変わりは無い。だけど現状に不満または不安があるため別の職場への転職を考えている
このような方へ向けた内容となっています。
理由によっては転職しても改善せず、逆に状況が悪化する可能性が高くなるものもあります。
さっそく、転職を考える理由を挙げてみます。
- 次のレベルにステップアップしたい
- 長時間労働がキツい
- 給料をもっと上げたい
- 人間関係が悪い
- 上司のパワハラ、セクハラ
主なものはこのあたりでしょうか。
ネガティブな理由が多いですね。さすが飲食業界です笑
それぞれの理由から考えて続けるべきか、辞めて次を探すべきかを解説していきます。
次のレベルにステップアップしたい
一番ポジティブな理由がこれですね。
上のポジションが空かない、他のジャンルを経験してみたいなどが多いでしょう。
現在の職場でのステップアップが望めないのなら、迷わず転職へ向けて動き出しましょう。
今後やりたい仕事がはっきりしているでしょうから、妥協せずにじっくり決めていきたいですね。
転職を決めた方への注意点をまとめてあります。
長時間労働がキツい
これは実は一番判断が難しいのです。
それぞれの職場の実際の労働時間は、今そこで働いている人にしかわからないからです。
そもそも、飲食店で正社員で働いていて毎日時間キッチリ終わるなんてあり得ません。
なのに求人では完全シフト制とかありますね。
求人サイトや面接の担当者の話を鵜呑みにしてはいけません。
「忙しい日は遅くなることもある」と言われて、実際にはほぼ毎日14、5時間労働なんてザラです。
長時間労働の確率を下げるという視点では
- 結婚式場
- セントラルキッチン
- 大企業飲食店
では比較的時間通り仕事が終わる傾向があります。
しかし結婚式場はコロナ禍の影響も大きく、セントラルキッチンなどはそもそも求人数が多くありません。
大企業飲食店は比較的ホワイトな会社が多いですが、「料理人」として魅力的な仕事内容かどうかは疑問です。
個人店や小規模事業者の人気店での一日の労働時間は、どこの職場でもあまり変わらないと思った方がいいでしょう。
なので、月の休日日数が完全に約束されている職場を探す方が現実的です。
今が週一休みだとしたら、週ニ休みの職場を探してみるといった感じですね。
ただこの場合も、職場の営業が休みならば100%休みになるでしょうが、シフトで休みという場合は、人手不足の時などに出勤させられるケースもあり得ますので注意が必要です。
- 長時間労働がキツいという理由の人は、似たような仕事内容の飲食店に職場を変えても改善する確率は高くなく、最悪悪化する可能性すらある。
- 全く仕事内容が違う大企業飲食店ならば改善される可能性はある。
今の職場で長時間労働以外は大きな不満は無いのであれば、続けた方がいいという結論になります。
給料をもっと上げたい
この悩みも多いでしょう。
年齢給(例えば24歳なら月収24万円)を貰えていない料理人も多いはずです。
給料がもっと高いところに転職する、ということ自体は決して難しくありません。
探せば自分でも応募ができて給料が2〜3万円高い職場もあるでしょう。
そこで給料が高い理由を考えてみることが大切です。
他にはない料理やサービスを提供しているからなのか、それとも食材コストや人件費を抑えている(少人数で回せるように簡単なメニューにしている)からなのか。
実際に食事に行って注意深くチェックすれば判断できます。
給料の場合は労働時間と違って、求人サイトや面接で聞いてたのと違ったというケースはほぼ無いです。
曖昧にしづらく、もし違えば労働者側も敏感に反応しますからね。
しかし、スタート時に提示された給料から全く上がらないことはよくありますので注意してください。
そして問題は、給料を上げるために転職したが、人間関係や労働環境が悪化してトータルではより不満が高まることがあることです。
給料を上げることは可能だが、他の要因が悪化する可能性もある。特に若いうちは給料以外は大きな不満は無いのであれば、今の職場を続けるべき。
人間関係が悪い
この問題も、求人サイトや面接では判断する方法がありません。
転職すれば今の悩みは解決しますが、新たな嫌な人間関係の悩みが生まれることも考えられます。
とはいえ、現在が辞めたいほど悪い人間関係なのであればストレスは大きいでしょう。
毎日同じ数人と一日中調理場という閉鎖された空間で過ごすという特性がある以上、我慢のし過ぎは精神的にも良くありません。
「転職しても今以上に人間関係が悪い職場かもしれない」ということを頭の片隅に入れつつ、転職を考えて動き始めよう。
上司のパワハラ・セクハラ
- 暴力
- 明らかな暴言
- 無視
- セクハラ
このような理由ならば、迷わず転職です。
今は暴力はほとんど聞くことは無くなりましたが、暴言や無視は個人飲食店ではまだ残っている印象です。
自分がルールだ、と思っているオーナーがいるということです。
この場合はまだ短期間しか働いていなくても「ハズレを引いてしまった、、」と諦めてすぐに転職を考えて動いて下さい。
もし退職の意思を切り出せないほどつらいのならば、退職代行サービスに相談して出来るだけ早く退職して次の職場を探しましょう。
あくまで可能性の話ですが、大企業傘下の飲食店の方がコンプライアンス(法令遵守)を重要視する傾向がありますので、パワハラやセクハラの可能性は低くなると思います。
労働組合運営で安心、低費用で追加費用も無し。確実に退職できる退職代行サービスがこちらです。お悩みの方はまずは無料相談をしてみてはいかがでしょうか。
【退職代行ガーディアン】まとめ
- 転職することで、長時間労働は改善しにくく、給料アップは改善しやすい。
- しかしどちらの場合も、現職場の人間関係が問題ないのであれば続けるのがベター。
- 現職場の人間関係が辞めたいほどキツいなら転職すべき。しかし転職後の人間関係がさらにキツい可能性も考える。
- パワハラやセクハラは迷わず即退職を考える。退職意思を言えない場合は退職代行を利用する。
人間関係が良い職場は本当に貴重です。特に若いうちは、給料や休日日数、労働時間の理由だけで転職すると大失敗するリスクもありますので注意して下さい。
もし転職を考えるなら求人サイトではなく、まずは飲食専門の転職エージェントに相談がいいと思います。
自分の考えや希望をしっかりと整理して相談しましょう。完全無料で利用できます。
【飲食店特化の転職支援フーズラボ・エージェントbyCuolega】皆様のより良い料理人人生を祈っています。
コメント