【危険】料理人の転職で飲食専門求人サイトを利用する時の注意点

若い料理人の方が転職を考えた時に、真っ先に浮かぶであろう方法が飲食専門求人サイトでの職場探しです。

実際に利用経験がある方もいると思いますが、実はあまりオススメできないのです

料理人経験15年の私自身も何度も利用した経験から、飲食専門求人サイトがオススメできない理由と、もし利用するならどんなことに気をつけるべきかを解説していきます。

飲食専門求人サイトがオススメ出来ない理由

特に常時求人サイトに求人を出しているような職場は、従業員目線での不人気店の可能性があるということです。

つまりブラックな職場のリスク高めってことです

  • 働きやすい職場や成長できる職場は、従業員の在職期間が長くなる。だから求人自体を出すことが少ない。
  • 求人する場合にもそのような人気店は人づてで採用が決まったり、わざわざお金をかけて求人サイトに載せなくても自社のホームページやSNSで問い合わせがあり、採用が決まっていく。

少し言い方は悪くなりますが、求人サイトに載っている会社はお金を払って求人サイトに募集をかけないと応募がない不人気店、とも言えるのです。

もちろん全ての会社がというわけではなく、そのような見方もできるということです。

これはお客様目線ではなく、従業員目線での不人気店という意味です。

このことを頭に入れておきましょう。

とはいえ、飲食業界についてまだわからないことが多い若手の料理人の方にとっては、求人サイトに頼らざるを得ない場面もあるかと思います。

ここからは、飲食専門求人サイトを利用する際の注意点をお伝えしていきます。

飲食専門求人サイトを見る場合の注意点

以下の4つに分けて見ていきます。

  • 給料&福利厚生
  • 休日日数&労働時間
  • ポジション&仕事内容
  • スカウト機能

給料&福利厚生

ここの内容はかなり信用できます。会社側も曖昧にしづらいですし、従業員側も実態が違うと敏感に反応します。

自分が実際働くとしたらいくら貰えるのか、利用できる福利厚生は何かをはっきり確認して下さい。

社会保険加入予定や福利厚生を充実させていく予定、などの「~予定」は期待せずに条件をチェックします。

実現されない可能性も考慮してください、

給料はあくまで基本給を見て下さい。

ボーナスやインセンティブはゼロの可能性も高いと考え、期待しないようにすべきです。

基本給で自分が納得できるか?

そしてスタート時の給料額から全く上がらない可能性も考えて判断します。

休日日数&労働時間

ここはかなりのブラックボックスです。

特に労働時間は全くと言っていいほど当てになりません。

採用条件にある1日○○時間勤務というのは信じてはいけません。

それは最低ラインであって、実際の労働時間はもっと多いと考えた方がいいです。

休日日数に関しては、定休日がある場合はほぼ間違いなく休めるでしょう。

しかし定休日無しで毎日営業していて、シフトを組んで休みを回す職場も多いです。

その場合は人手不足になると出勤させられるケースもあります。

その際に出勤手当が出る職場と出ない職場があります。

休日返上で出勤した場合の出勤手当についても、はっきりと確認しておくべきです。

実際の労働時間は、残念ながら入社前に知る方法は無いと思います。

ポジション&仕事内容

経験が浅いうちは自分で選ぶケースは少なく、自分のやりたい事や身に付けたいことを伝えた上で、何でもやりますという姿勢が大切です。

ただ、調理に集中したいのか、それとも接客もやりたいのかは伝えた方がお互いのために良いでしょう。

ちなみに副料理長候補、というのは副料理長になる事は全く補償されていません。

可能性はある、という程度にとらえましょう。

スカウト機能

ある程度キャリアを積んだ料理人は、自分の職歴を登録して、企業からのスカウトを待つという方法もあります。

最近このシステム多いですね。

実際にスカウトが来ると嬉しくて、すぐに面接で話したい!と思ってしまいますが、焦ってはダメです。

スカウトが来てもすぐに面接に行かずに、必ず一般客として前もって食事に行きましょう。

できれば後日面接する料理人だとバレずに食事(視察)するのが理想です。

同業者だと思われないように、可能ならば2人以上で。

通常より良い料理やサービスになってしまうと、転職のための正しい判断ができなくなる。あくまでその職場の本当の姿を見ることが重要。

  • 料理とサービスの質
  • スタッフの表情
  • 全体の雰囲気
  • 掃除が行き届いているか

などをチェックします。

その上で面接に挑み、納得した上で転職先を決めましょう。

まとめ

  • 飲食専門求人サイトには「すぐに人が辞める店」が多く掲載されているので、経験の浅い若手料理人が求人サイトで納得いく職場を選ぶことはとても難しい。
  • 日頃から視察を兼ねて食べ歩きに行き、転職先候補をピックアップしておく。

しかしそれでも求人サイトに頼る場面も出てきます。

飲食専門求人サイトを利用する際の注意点

  • ○○予定やボーナスなどは期待せず、無くても納得できる条件で探す
  • 休日日数や労働時間の実態は求人サイトの表記や面接で聞くものよりも悪いものだと覚悟しておく
  • スカウト機能は便利だが、面接前に一般客として視察しておく

これらのことを意識してみて下さい。

「思っていたのと違った、、、」となるリスクを少しは下げられると思います。

また、求人サイトから直接面接に行くよりも飲食専門の転職エージェントに相談して客観的な意見を聞く方がおすすめです。

こちらから飲食専門転職エージェントのサイトも確認できます。利用は完全無料です。

【飲食店特化の転職支援フーズラボ・エージェントbyCuolega】

皆様のより良い料理人人生を祈っています。

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